世界の睡眠人口シミュレーション
全人類が同時に眠る時間は存在するのか?
「世界中の全人類がほぼ全員同時に眠っている時間はあるのだろうか?」というツイートをきっかけに、世界人口データを使って時間帯ごとの就寝人口率をシミュレーションしてみました。
計算の前提と方法
NASA/コロンビア大学のSEDAC(社会経済データ・応用センター)が公開しているグリッド状の世界推計人口データ(GPWv4)を使用しました。
- 経度ごとの人口集計: 経度をタイムゾーン(時差)の近似値として扱い、経度ごとの人口分布を集計。

- 就寝時間の仮定: 「人は現地時間の22:00〜6:00の8時間眠る」とシンプルに仮定。
日本時間の朝7時、世界の74%が眠っている
地球上の陸地と人口は東半球に偏っており(全人類の8割以上が東半球に居住)、計算してみると驚くほど極端な波が現れました。
- ピーク(日本時間 7:00): ヨーロッパが深夜、インドが未明、中国が早朝を迎えるタイミングで、世界人口の約74%が同時に就寝している計算になります。
- ボトム(日本時間 22:00): 逆に、アジアの夕方にあたる時間帯は、世界中でわずか3%程度しか眠っていません。

「全人類が同時に眠る瞬間」こそ存在しないものの、人口分布の偏りによって地球規模の睡眠の波がダイナミックに押し寄せていることがわかる可視化の試みです。