続編は必ず一作目に劣るのか?

「映画の続編はつまらない」という通説を実データで検証する

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Are sequels really worse?

「映画の続編は大抵つまらない」 映画ファンの間で語られるこの現象は本当なのか、実際の映画レーティングデータをもとに統計的に検証したデータビジュアライゼーションです。

二作目は確かに一作目よりレーティングが低い

データを見ると確かに「一作目」(平均レーティング6.29)に比べて「二作目」(平均レーティング5.98)は有意に低く、実際にシリーズのうちの43%は「右肩下がり」の傾向を示しています。

続編が失敗する本当の理由:「平均への回帰」

一方その理由は「2作目は制作陣がプレッシャーに負けた」「商業主義に走ったからだ」などとクリエイティブ面で語られがちですが、数千本の映画シリーズのデータを分析すると、そこには極めてシンプルに平均への回帰で説明できることが分かりました。

そもそも、続編が作られる映画というのは「1作目が例外的な大ヒット・大傑作だった作品」ばかりです。実際に「二作目が存在する一作目」(平均レーティング6.29)は、「単発映画も含む映画全て」(平均レーティング5.94)と比べて有意に評価が高いことが分かりました。つまり、

であり、二作目が平均的なクオリティだとしても一作目と比較して見劣りしてしまうのはごく自然な現象なのです。

呪いに抗う名作たち

この統計に抗って、「シリーズを経るごとにレーティングが上がっていったシリーズ」も14%ほどあります。「スパイダーマン」「Minions」「ハリウッド版ゴジラ」など。

感覚論で語られがちなカルチャーの通説を、データの力で紐解いてみると、また違った様子が見られて面白いですね。